新年度事業案などを話し合った協議会
須賀川市立博物館・歴史民俗資料館協議会(西間木俊夫会長)は17日、同館で開かれ、今年度実施した企画展実績と新年度事業計画などを協議した。
橋本克也市長は博物館秋季企画展「刀剣と刀装具」が来館4000人を超えたことを報告し、「日本が誇る刀の魅力を存分に楽しんでもらえた」、西間木会長は「(コロナ禍の)こんな時代だからこそ文化は人の心を癒し豊かにしてくれる」とあいさつした。
博物館の今年度実績は、春季企画展「日展・院展須賀川ゆかりの作家たち」は観覧1208人、夏季企画展テーマ展「乗り越える災害と須賀川/古文書からみた災害と須賀川は観覧684人、秋季企画展「刀剣と刀装具」は観覧4060人で、来年2月8日から冬季企画展「雛人形展」を開催する。
ほかにもスポット展「まほろん移動ミニ展示」、常設展「須賀川の歴史と文化」「亜欧堂田善展示室」、おもしろ博物館講座、史跡巡り講座や職場体験受け入れなどを実施した。
歴史民俗資料館は季節ごとのテーマ展示「春~長沼の桜と自然」、「夏~長沼染型紙にみる涼」、「秋~実りの季節の道具たち」、スポット展示「二瓶大三顕彰パネル展示」などに528人が来館した。
管内小学校などの団体見学受け入れや講師派遣なども行った。
新年度の博物館は4月26日から6月5日まで春季企画展・亜欧堂田善没後200年記念企画展「銅版画の世界展」、7月26日から9月4日まで夏季テーマ展「団子山古墳発掘速報展」、10月26日から11月27日まで秋季企画展「ぼくたちの学校展」、再来年2月7日から3月5日まで冬季企画展「雛人形展」を予定している。
「ぼくたちの学校展」は、須賀川の教育史などについて、江戸から昭和までの教科書や写真などの関連資料を展示する。
歴史民俗資料館は長沼・岩瀬地区をさらに深掘りし郷土の魅力を紹介するため、4月8日から6月17日まで「二瓶大三展」、7月1日から9月9日まで「郡山女子大学短期大学部地域創生学科コラボ企画発掘ガール展」、10月3日から12月16日まで「大長沼焼展」、再来年1月10日から3月17日まで「岩瀬村の秘密展」を実施する。
「発掘ガール展」は女の子が発掘をコンセプトに、須賀川地区では初のコラボ展を開き、生徒たちが行った会津若松市の笹山原遺跡発掘実習の展示を行う。