災害シミュレーションに挑戦 天栄村社協の歳末天福祭

福祉防災

  • 画像
    災害への対応をゲームで学ぶ参加者たち

 天栄村社会福祉協議会の第2回歳末天福祭は17日、山村開発センターで開かれ、災害の発生を想定した卓上シミュレーションゲームで参加者同士の交流を深めた。
 歳末たすけあい運動配分事業の一環で、ボランティア養成講座も兼ねて実施した。
 新たな年を迎える時期に誰もが安心して過ごせる「あたたかい地域づくり」のため、地域住民同士の交流の場を設けることなどが目的。村ボランティアセンター登録者ら24人が参加した。
 3グループに分かれ、神戸市消防局開発の災害シミュレーションゲーム「ダイレクトロード 内陸の町」に挑戦した。
 大規模な地震が発生した想定で、卓上に地図を広げ、被害状況、けが人、防災情報などを記したカードを元に、進行役の指示(火災の発生場所の特定と対処方法、要救助者の特定など)に対応すべく、お互いに協力し合った。
 参加者らは役割分担をしつつ情報を共有、整理しながら、迅速な対応を目指した。
 地図には古い情報も記載されており、情報収集を進めるごとに新たな事実が判明するなど、現実感のあるゲームに参加者らも本気になり、非常時における情報の正確さや協力体制の重要性を実感している様子だった。

イベント情報バナーイベント情報バナー