小林さん(須一中)が佳作 全国中学生「防火防災に関する」作文コンクール


  • 画像
    全国で佳作に選ばれた小林さん

 全日本消防人共済会の第21回全国中学生「防火防災に関する」作文コンクールで須賀川一中2年の小林心結さんの「経験者の私だから出来ること」が佳作に選ばれた。表彰伝達式は20日、同校で行われ、善方明夫市消防団長と須田勝茂消防長が賞状などを手渡した。
 コンクールは「消防団」について、子どもたちが身近な体験を通じ、どのように感じているか表現することで、自主的な防火防災意識の効用を図るとともに、次世代の防災の担い手育成を図るため実施している。
 小林さんは、身近に起きた悲しい実体験から火災への意識が変わり、自宅の火災予防に務め、自分が消防団になったつもりで、高齢化が進む自宅周辺の住民に積極的にあいさつし、防火に関する声掛けをすることで防火意識の高揚を図っている。そうした防火・防災の心がけを、積極的に地域に広め火災を減らしたい、という思いを作品に込めた。
 同校代表として県に送られ、県でも最も優秀な作品として全国の審査を受け、佳作に選ばれた。
 小林さんは「経験があるからこそ伝えられることもあるので、これからも地域の役に立てるよう頑張りたい」と述べ、善方団長は「小林さんのように地域を巻き込んだ防火・防災の取り組みを団としても続けたい」とたたえた。
 同日、小林さんらは橋本克也市長に受賞を報告した。
 なお市では18歳以上の消防団員を募集している。健康な人や地域貢献に興味がある人なら誰でも入団できる。
 問い合わせは市民安全課消防係(℡88―9133)まで。

イベント情報バナーイベント情報バナー