世界陸上での活躍誓う 相澤晃選手に2年連続「幸吉賞」

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    幸吉賞を受章した相澤選手
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    応援団から花束を受け笑顔の相澤選手

 国際大会などで活躍した選手をたたえる須賀川市の「幸吉賞」表彰式は5日、市役所で行われ、昨年の東京オリンピック男子1万㍍に出場した相澤晃選手(24)=旭化成、長沼中出身=に賞状などを授与した。相澤選手は2年連続の受賞となる。
 橋本克也市長が賞状などを手渡し、相澤選手は「尊敬する円谷選手の名を冠した賞をいただき光栄です。オリンピックでは納得いく結果を出すことはできなかったですが、大会での経験を活かし、次こそは世界で勝負できる実力を身につけ、いずれ円谷選手を超えることができるよう精進したいです」と喜んだ。
 橋本市長は「相澤選手の努力と忍耐で活躍する姿が第2の円谷、第2の相澤を目指す子どもたちに明るい希望と勇気をもたらす」とたたえた。
 式後に相澤選手は報道陣の取材に応えた。
 1月1日のニューイヤー駅伝で3区13・6㌔を37分9秒の区間新記録で激走し、8人抜きで沸かせたが、「新年にとても良いスタートを切ることができた」と振り返る。そして「オリンピックの借りはオリンピックで返さなければならない。まずは1万㍍で結果を残し、マラソンに挑戦したい」、そのためにも「日本選手権で優勝を勝ち取り、今夏の世界陸上に出場し、必ずオリンピックの17位を上回る結果を残したい。そして2年後のパリオリンピックに臨みたい」と語った。
 須賀川に戻れたのは大学生以来で「今回もなかなか時間は取れなかったが、状況が落ち着いたら円谷メモリアルマラソンやふくしま駅伝にも出場し、また地元の小中学生に陸上を教える機会を設けられたら」と述べた。
 子どもたちに対し「自分自身、幼い頃は円谷選手をはじめ市出身の先輩たちを目標に走ってきたので、そういう目標になれるよう頑張りたい。子どもたちは未来の希望をたくさん持っていると思うので、まずは夢や目標に向かって諦めずに頑張ってほしい」とエールを送った。
 相澤選手は今後、2月に福岡県で行われる日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走に出場する予定。
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 市は幸吉賞の表彰式に合わせ、相澤選手に市オリンピック・パラリンピック強化指定選手奨励金50万円を交付した。
 今年の対象者はほかにパラ卓球の吉田信一選手(56)=情報通信研究機構、岩瀬中出身=が選ばれた。贈呈式に出席できなかったが、「2月の日本代表選考試合に出場するので、引き続き応援の程よろしくお願いします」とコメントを寄せた。
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 相澤選手は長沼商工会館で開かれた「相澤晃応援団」(団長・赤羽隆長沼商工会長)との歓談会「新春の集い」に出席した。
 応援団はこれまで母校長沼中前の相澤ロード(サルビアの道)整備、11月に県ブランド米「福、笑い」贈呈など地元出身の若き英雄を支え続けた。赤羽団長はニューイヤー駅伝での活躍をたたえ、花束と地元産米をサプライズで贈った。
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 相澤選手は東京オリンピックの応援に対する返礼として、須賀川市と相澤応援団に五輪出場陸上選手の名前が刻まれた記念皿をそれぞれ寄贈した。
 市では近日中に市役所か円谷メモリアルホールに飾る予定で、相澤応援団は長沼商工会館に飾った。