成人証書を受ける小板橋さん
天栄村成人式は8日、文化の森てんえいで行われ、新成人64人の新たな門出を祝った。
例年は8月に実施しているが、新型コロナの影響で延期した。冬季の実施は昭和49年以来47年ぶりとなる。
式は添田勝幸村長から新成人代表の小板橋翔さん(飯豊)に成人証書のほか、コロナ禍の新成人にエールを送る松崎酒造、寿々乃井酒造店のオリジナルラベルを貼った純米吟醸4合瓶各1本を授与した。添田走さん(大里北部)が記念樹のサクラ1本を贈呈した。
添田村長は「失敗を恐れず何事にも挑戦し、様々な経験を積んでいただきたい。気候変動や未知のウイルスなど予想が困難な時代であるが、若い頃に挑戦を繰り返すことで度胸も自信もつき、それが生き残る力になる。夢や希望を持ち続け、自らの道を切り開いてほしい」と式辞を述べた。
服部晃村議会議長が来賓祝辞を述べた。
10年前の2分の1成人式で村に預託した自分からのメッセージ返却は緑川大己さん(小川)が受け、恩師からのメッセージとして中学3年時に受け持った恩師らがビデオメッセージを寄せた。
森大晟新成人代表は「多くの人のおかげでこの日を迎えることができた。責任と自覚を持ってまい進し、村に恩を返せるよう精進していきたい」と謝辞を述べた。
スーツや振り袖姿にマスクを身に着けた新成人らは、友人との再会を喜び、互いの近況などを語り合っていた。