発芽前に樹木の剪定 果樹農家が作業に追われる

農業

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    モモやリンゴの剪定作業に追われる果樹農家

 須賀川市内の果樹農家は樹木の生長を促進させ、実つきをよくするため剪定や整枝作業に追われている。
 発芽前の樹木の休眠中に行うもので、モモ50㌃、リンゴ100㌃などを手掛けている浜尾地内の小松栄一さん(61)は、モモは今月いっぱい、リンゴは3月20日ぐらいまで剪定をする予定。脚立を使いノコギリやハサミを使って作業を進めている。
 今年初めの大雪で作業の遅れなどが心配されたが、最近の暖かさで例年並みに進んでいるという。
 農業普及所では剪定の留意点として、凍霜害による着果量不足の影響で、樹勢が強勢化している園地が多く見られるため、樹勢の調節を念頭に、間引きの剪定を中心に実施するほか、リンゴ褐斑病の発生が多かったため、樹冠内部まで薬剤がかかるように剪定するなど呼びかけている。