最優秀賞は石幡消防士長 隊員の「心のケア」を提案 広域消防職員の意見発表会

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    最優秀賞の石幡消防士長

 須賀川地方広域消防本部(須田勝茂消防長)の消防職員意見発表会は18日、同本部で開かれ、最高賞の最優秀賞に石幡遼消防士長(石川消防署)の「心のケア」が選ばれた。石幡消防士長は同本部代表として2月の県大会に出場する。
 概ね勤続8年目にあたる職員を対象に、職務を通して得た認識や課題をテーマに発表し、消防活動の諸問題に関する一層の知識の研さんや意識の高揚を図る目的で昭和52年度から実施している。
 今年度は職員代表7人(出場者既報)が演壇に立ち、新技術を活用した応急手当の実施率向上や危機的状況をVRで疑似体験させることによる予防意識の向上などの意見を発表した。
 また耐用年数を迎えた救急車を使った失敗を許容する運転訓練、報道機関と連携して取り組む住宅用火災警報器に対する住民の意識改革、長期休暇を使った各家庭での避難訓練、職員間投票制度の導入など、それぞれが日頃の業務で感じた課題や改善点に様々なアイデアで改善策を提案した。
 渡邉真二市教委学校教育課指導主事を審査長とし、地元報道機関記者、須田消防長ら計5人が審査員を務め、論旨の明確性、説得力、業務に対する問題意識、発展性、態度、表現力で評価した。
 最優秀賞の石幡消防士長は、日頃から惨事ストレスにさらされる隊員のASD(急性ストレス障害)やPTSD(心的外傷後ストレス障害)を回避するため、隊員同士が胸の内を明かし合う「3分間カウンセリング」を提案した。
 消防士の資本を「体」だけでなく、「体と心」の両面に焦点を当てた意見は審査員から高い評価を得た。
 石幡消防士長は2月25日に福島市で開かれる県消防職員意見発表大会に出場し、さらに東北、全国大会を目指す。
 2位相当の優秀賞は羽賀優広消防士(須賀川消防署)の「新技術で広めるコロナ対応心肺そ生法」、3位にあたる努力賞は奥川翼消防士(湯本分遣所)の「災害での犠牲者『ゼロ』へ」が選ばれた。