監督の生涯と偉業を知る 円谷英二展ギャラリートーク

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    貴重な展示資料の開設を聴く参加者たち

 須賀川が誇る「二人の円谷」の一人で国内外の特撮映画に多大な影響を及ぼした、“特撮の神様”円谷英二監督の生涯と偉業を展示・紹介する「生誕120年 円谷英二展」は30日まで市文化センター小ホールで開かれている。昨年12月18日のオープンから22日までに1300人を超えるファンが市内外から足を運んだ。
 同展は多感な少年時代を過ごした須賀川時代から若手カメラマン、戦中戦後の苦難を乗り越え、ゴジラやウルトラマン、ウルトラQなど多くの人気作品を生み出し、円谷プロ立ち上げまでを全5章構成で貴重な写真やポスターなどで紹介しているもの。
 若手カメラマンとして撮影した幻のトーキー作品「かぐや姫」(昭和10年)の短縮版上映や市内在住の怪獣造形作家酒井ゆうじさん作の「モスラ対ゴジラ」の造形などが注目を集める。
 「かぐや姫」は国内にフィルムが現存せず、英国で発見された幻の作品。円谷監督自身も思い入れが強く、晩年は新しい構想でもう一度撮影したいと意気込んでいたとの逸話もある。
 23日はギャラリートークが行われ、市内はもとより郡山市や鏡石町などから約20人の特撮ファンが集った。大野真実市文化振興課学芸員が展示作品の開設を担当し、少年時代の監督が将来への志を書いた書き初め、数々の特撮技術を誕生させ撮影した作品のポスターや写真、現代まで不朽の人気を誇るウルトラマン、ゴジラなどの撮影秘話などを紹介し、参加者らも興味津々の様子で聴き入っていた。
 また22日には福島民報社主催で「かぐや姫」と「現代の主役ウルトラQのおやじ」特別上映会を市文化センターで開き、ウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏さんがゲスト出演してトークで会場をわかせた。
 円谷英二展は監督の命日である今月25日に限り無料で観覧できる。通常は高校生以上500円。65歳以上と中学生以下などは無料。開場は午前10時から午後5時まで。