県は全54市町村にコロナ対応の改正特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を30日から2月20日まで適用する。
飲食店には営業時間や酒類提供時間の短縮、県民には営業時間短縮要請時間以降の飲食店に「みだりに近づかない」、感染対策が徹底されていない飲食店利用自粛、不要不急の都道府県間移動の自粛などを求めている。
またこれまで保健所が担っていた濃厚接触者や勤務先への連絡を感染者本人に委ねる運用に切り替えた。
保健所の調査を待たずに濃厚接触者は自宅待機させ、感染拡大に歯止めをかけるのが狙い。
新たな濃厚接触者は①同居家族②陽性者とマスクなし(正しい着用でない場合も含む)で1㍍以内15分以上接触(会話など)を判断基準とする。
基準②は感染者が発熱などの症状が出た日(無症状の場合は検体採取日)の2日前以降に接触があった人としている。
新規感染者や保護者から知人や所属先(会社、学校など)に濃厚接触者の可能性があることを連絡し、該当するかを各自で判断する。
濃厚接触者かどうかを調べるチェックシートは県ホームページで確認する。
濃厚接触者に該当する場合は、自主的に10日間の自宅待機を求め、仕事や学校を含む不要不急の外出を控える。
社会機能を維持するために必要な事業従事者は、無症状で検査でも陰性だった場合には最短で自宅待機を6日間に短縮できる。