須賀川市社会福祉協議会の生活困窮世帯のための食糧支援「フードバンク事業」は21日午前９時から、食料品を必要とする先着20世帯を募集する。対象者には米５㌔とインスタントラーメン５食セットなどを25、26の両日に配布する。
同事業は高齢者のみの世帯やシングルの子育て世帯、心身の不自由など様々な理由で生活に困っている世帯への支援を行い、同時に世界的な課題となっているフードロスを軽減するため、今年度から始まった。昨年12月の配布に続き２回目となる。
フードバンクは「定期」「臨時」「緊急」を３本柱に掲げ、「定期」は登録した世帯に対し、生活協同組合から受けた食料品を配布する。
登録には審査が必要となるが、継続的な支援を受けることができるようになる。
「緊急」は「福祉まるごと相談窓口」に訪れた相談者らで、職員が緊急的な支援が必要と判断した場合、同事業で備蓄した食料品を支援する。
今回受け付けるのは「臨時」。同社協に企業や農家、有志らから食料品の寄贈があった場合に募集をかけ、必要とする世帯に配布する。
特別な審査を設けないことで、より早期に支援を届ける。
今回は電話による先着順で申し込みを受け付ける。電話口で対応者に「食料品希望」と伝える。なお生活保護受給世帯は対象とならない。
聴力障害がある場合は、ＦＡＸ（88―８２１２）か来所で24日までに相談する。
配布は25日午前９時から午後５時、もしくは26日午前10時から11時に市役所社協窓口で受け取る。
このほか、企業や団体、市民がフードバンクに食料品等の寄贈を希望する場合、相談に応じる。
問い合わせ・申し込みは同社協（℡88―８２１１）まで。
21日から希望者受け付け 須賀川市社協のフードバンク事業
