雛人形や節供飾りなど300点 須賀川市立博物館の企画展始まる

イベント文化

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    華やかな人形を鑑賞する来館者たち
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    勇ましい武将が並ぶ節供飾り
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    須賀川羽子板と破魔矢

 須賀川市立博物館の企画展「雛人形展」は8日から始まり、同館が所蔵する享保雛や古今雛、五人囃子、段飾り雛のほか、凛々しい姿の節句人形など約300点が並び、来館者の関心を集めている。会期は3月13日まで34日間。
 同館は昭和45年の開館以来、市民らから多くの雛人形が寄贈され、「雛がいる博物館」の愛称で多くの愛好者から親しまれ続けている。
 今回は「雛人形と節供飾り」をテーマに、江戸時代から現代まで、家族が人形に託してきた「健康」「安全」「平和」などの願いを表す資料を揃えた。
 また節句飾りとして鎧飾りや桃太郎、金太郎など昔話の主人公や、源義経など古くから人気の武将をモデルにした人形も注目を集める。須賀川羽子板や破魔矢など当地ならではの資料も並ぶ。
 そのほか東日本で旧暦の七夕に祖霊信仰の一環で用いられていた七夕馬も飾っている。
 七夕馬はワラやマコモなどで作る馬の人形で、当地方でもお盆の時期に作り、屋根の上に投げ上げる儀式をしていたという。
 来館者たちは人形の表情や繊細に作られた衣装、可愛らしくも丁寧に作られた小道具などに目を凝らし、鑑賞を楽しんでいる様子だった。
 なお会場は写真撮影可能で、会場内でSNSに発信すると雛人形関連の絵葉書をプレゼントする。
 会期中の催しとして、「防虫香の材料で『お線香を作ろう』」は19日午前10時から、古くから防虫に使われていた香料を中心に、オリジナルブレンドの線香を作り、雅な香りを楽しむ。参加費は100円で、事前予約が必要となる。
 図書館とのコラボ企画で、司書と学芸員がお雛様の絵本の読み聞かせと、展示中の人形の解説をする「おひなさまのおはなし」は26日午前11時から、事前予約不要。参加費は観覧料のみ。
 また、毎週土曜日午前10時から防虫香の材料を使った文香(小さな匂い袋)作りが体験できる。
 なお18日から始まる商工会議所女性部のイベント「雛(ひゝな)の笑顔に会えるまち」に合わせて、つるし雛も9日午後から展示する予定。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障がい者は無料。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。会期中の閉館日は毎週月曜と2月24日。
 問い合わせは博物館(℡75―3239)まで。