荒牧さん(左)らが市長に新酒完成報告
須賀川市越久、荒牧武憲さんは14日、須賀川産コメを使った純米大吟醸「雪小町福乃香」の完成を橋本克也市長に報告し、1・8㍑1本、720㍉㍑3本を贈呈した。
荒牧さんが丹精込めて栽培した県オリジナル酒米「福乃香」80%と、設楽辰夫加工用米生産者代表の「チヨニシキ」20%を原料にした大吟醸酒で、郡山市の渡辺酒造本店が12月に仕込み、1月下旬に絞り、2月3日に蔵出しした。1タンクで132俵の米を使い、1・8㍑で5000本を醸造した。
出来栄えは低温醸造でじっくりと心を込めて醸した。雪小町蔵元独自の淡麗爽快造りが生み出す、ふくらみとシャープな切れ味が特徴の辛口純米大吟醸が出来上がった。
報告には荒牧さん、設楽代表、渡辺酒造本店の渡辺康弘社長、渡辺秀樹JA夢みなみ西袋支店長の4人が市役所を訪れ報告した。
荒牧さんは「米作り手として減反や加工米推進の中、微力ですがJAを通して作っていただきました」と述べると、橋本市長は「道が開けることは良いことです。米にこだわって作った酒なので、味わっていただきます。毎年恒例に販売できればと思います」と語った。
販売は1・8㍑3300円、720㍉㍑は1650円。渡辺酒造本店(℡024―972―2401)まで。