春の風物詩「こも外し」が行われた牡丹園
須賀川牡丹園の春の風物詩であるアカマツの「こも外し」は15日、園内で行われた。
こも巻きは江戸時代から行われてきたとされる害虫駆除法で、悪影響を及ぼす様々な害虫から樹木を守るため毎年行われている。
昨年11月にワラでできたこもを樹木に巻きつけ、その中に害虫を越冬させた。害虫が冬眠から目覚めるこの時期に、こもごと焼いて退治する。
園内には樹齢200年以上の老木があり、牡丹園保勝会職員らが約180本のアカマツから1本1本丁寧にこもを外した。
園内はすっきりとしたアカマツが春の訪れを告げている。