「須高新聞」最終号 4月から新たなスタートも 新聞部が伝統の継承担う

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    4月の創刊に向け、企画を話し合う4人

 須賀川高(森下陽一郎校長)新聞部は伝統の「須高新聞」最終号にあたる第216号の発行と、4月から創刊する須賀川創英館の新たな学校新聞作成に向け準備を進めている。鈴木遥菜部長らは、須高の今を生徒の声で、校内だけでなくOBや地域の人に伝えられるこの新聞の役割を今後もつないでいきたいと情熱を注ぐ。
 須高新聞は入学時期と卒業時期に定期発行し、また行事などによって号外なども作って、校内の今を記録してきた。
 しかし今年度は3年生に新聞部がいなかったこともあり、4月時点で部員数ゼロの存続の危機に陥っていた。
 そこで担当教諭から声をかけられた2年生の鈴木遥菜さん、熊懐和さん、小平育恵さん、添田陽菜さんの4人が入部し、須高新聞の伝統を引き継いだ。
 4人は企画から取材、写真撮影、編集と一通りの作業を分担し、7月に彼女たちにとって初めての新聞を完成させた。
 初めは読んでもらえるか不安だったが、「読んだよ」とクラスメートや友達から声をかけられ、喜びを感じたという。
 その後も市役所に取材したり、ウルトラFMへの取材と出演したりと活動を重ね、216号まで7号を発行した。
 購買の弁当やパンの人気調査を行い、結果を円グラフで掲載し、俳句作品をイメージ写真とともに載せるなど、企画や伝え方も工夫を重ねた。
 最終号は恒例の前生徒会長インタビューや、卒業に合わせた花と花言葉の紹介、バレンタインデーや環境問題のコラムも掲載した。
 さらに須賀川創英館についての記事も掲載し、「来年度から『変わること』が多くあり、なれるまで時間がかかるかもしれない。しかし、新しい学校のスタートに胸躍らせ、みんなで歴史を作り上げていきたい」と締めくくった。
 4月からの新しい新聞について、新任の先生の紹介や、長沼高から来る生徒に紹介するための購買に関する記事などを掲載したいと企画会議を重ねる。
 「校内だけでなく、地域の人にもっと読んでいただける機会を作りたいです。中学生にも読んでもらえたらうれしいです。そうすることで、地域全体を盛り上げたいです」と語る。
 また伝統を受け継ぐため新入部員の獲得にも意欲的だ。
 須高新聞の最終号は28日に発行され、一度伝統に幕を下ろすが、4人の挑戦はこれからも続く。