23日から桔槹吟社100周年記念展 寄贈作品や史料の数々が並ぶ

イベント文化

 風流のはじめ館の桔槹吟社創立100周年記念事業「須賀川を訪れた俳人たち―四季のうつろい・時のうつろい」は23日から開かれる。青柳志解樹ら牡丹俳句や牡丹焚火の講師から寄贈された色紙など約40点と関連史料を展示する。
 桔槹吟社は大正11年7月、同人9人により結成し、今も連綿と受ける継がれる月間俳誌「桔槹」を創刊した。須賀川俳壇を陰に陽に支えてきた同社は中央俳壇の俳人を迎えて交流を深め、創立当初からの教えを受け継ぎ研鑽を重ねている。
 今回は現在までに様々な縁ではじめ館に寄贈された貴重な作品や史料を「四季」という視点から紹介する。
 合わせて江戸時代から発達した裂地(れつじ)の衣装を着せた古人形や雛に関する掛け軸、色紙、つるし飾りなどを展示する「春を彩る人形たち」も同時開催し時代の移ろいを感じることができる。
 会期は3月23日まで。観覧無料、休館日は毎週火曜日、午前9時から午後5時まで。問い合わせは同館(℡72―1212)まで。
 出品作家は次の通り。
 青柳志解樹、石田郷子、井上弘美、岩田由美、上田日差子、大木あまり、大串章、岡本眸、小川軽舟、奥坂まや、小沢實、恩田侑布子、櫂未知子、角谷昌子、春日石疼、片山由美子、岸本尚毅、神野紗希、島谷征良、高野ムツオ、髙柳克弘、辻桃子、照井翠、鴇田智哉、鳥居真里子、仁平勝、原朝子、原和子、廣瀬直人、細谷喨々、正木ゆう子、宮坂静生、矢島渚男、山崎祐子、山田みづえ、蓬田紀枝子

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