災害対応の特殊ポンプ車 広域消防が鏡石分署に配備

消防

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    導入される消防車を遠藤町長が検収

 須賀川地方広域消防組合(管理者・橋本克也市長)は消防施設整備計画に基づき、須賀川消防署鏡石分署に配置する災害時対応特殊消防ポンプ自動車を購入した。管理者検収は24日、須賀川市役所防災広場と鏡石町役場駐車場で行われた。
 新しいポンプ自動車はモリタ仙台支店から5296万円で購入し、3月1日から鏡石分署で運用を開始する。
 ハイルーフ赤色警光灯・作業灯、電動式はしご昇降装置、吸管巻取装置、圧縮空気泡消火装置(キャフス装置)水槽600㍑などのほか、熱画像直視装置、エンジンカッター、チェーンソー、電動ホースレイヤー(非乗車型)、緊急消防援助隊のためのホース30本などを積載している。
 圧縮空気発泡装置は節水、消火効率の向上、軽量で山火事などの遠距離送水にも効果が期待される。
 鏡石分署配備前に町役場駐車場で遠藤栄作町長が検収し、担当署員が説明した。
 遠藤町長は「火災が発生せず導入車両が活躍しないことが一番だが、万一の事態に備え高性能車両が配置されたことに大変心強く感じている。出動の際にも大いに活躍を期待したい」と述べた。
 同車両は今月26日にイオンスーパーセンター鏡石で実施する春季全国火災予防運動に伴い街頭啓発活動でも展示を予定している。

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