須高・長高は伝統の継承誓う 管内の5高校で卒業式


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    卒業証書を受ける代表生徒(須賀川高校)
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    卒業証書を受ける今井さん(長沼高校)

 須賀川・岩瀬地方の5高校(須賀川、須賀川桐陽、清陵情報、長沼、岩瀬農業)の卒業式は1日、各校で行われた。5校で898人が恩師らに見送られながら思い出の母校を笑顔で巣立った。来月須賀川創英館として統合する須賀川・長沼の両校にとっては、現校名での最後の卒業式となった。
 今春の卒業生は須賀川186人、須賀川桐陽215人、清陵情報272人、長沼27人、岩瀬農業198人。
 新型コロナの感染を防ぐため、各校では例年より規模を縮小するなど徹底した対策が取られた。
 このうち須賀川高(森下陽一郎校長)は同校体育館で卒業証書授与式を行った。
 卒業生一人ひとりが呼名され、代表の普通科五十嵐結さん、オフィス情報科角田美波さんに卒業証書が授与された。
 森下校長は「皆さんは114年の歴史を持つ須賀川高校の最後の卒業生となります。しかし須賀川創英館の礎には皆さんが築いた伝統があり、皆さんの母校であることに変わりはありません。皆さんには『逆境にめげず前へ』『オプション(選択肢)を多く持つ』の2つの言葉を贈ります」と式辞を述べた。
 在校生代表の館脇さくら生徒会長が「何事にも真剣に向き合う先輩方が須高最後の卒業生であることを誇らしく思う。自分たちもそうした姿勢で創英館の伝統を築いていきたい」と送辞、卒業生代表の後藤七海前生徒会長が「この校舎でかけがえのない、人生最高の青春のステージを過ごすことができた。須高の有終の美を飾ることができたことを光栄に思い、これから後輩たちの目標となれるよう走り続けていきたい」答辞を務めた。
 校歌は録音したものを流した。そのメロディに思い出を重ねてまぶたを濡らし、3万人を超える同校最後の卒業生として、保護者や教諭らに温かく見守られながら、青春の学び舎を後にした。
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 長沼高(夏目利江子校長)の第44回卒業式は同校体育館で行われ、保護者らの拍手に包まれながら、卒業生27人は胸を張って入場した。
 卒業証書はA組代表の今井輝莉さん、B組代表の渡邊歩夢さんがそれぞれ受けた。
 夏目校長は「長沼高の校歌に『新しき文化われら創らん』のフレーズがあります。美しき長沼の地で学んだ私達が若い未来を切り開いてほしいとの思いが込められています。今こそふるさとの想いを担い、明日の新しいスタートを切り幸せな人生を送ることを願っています。多くの皆さんで築き上げた長沼高校の偉大な歴史を必ず次代に受け継ぐことを誓い、長沼高最後の式辞といたします」と述べた。
 在校生代表の藤川奈々佳さんは送辞で「先輩方が守り引き継いできた伝統を私たちもこれまで以上に精いっぱい受け継いでいきます」とした。
 卒業生代表の今井輝莉さんは答辞で「長沼高最後の文化祭が実施できて本当に良かったです。雪が降る日高見祭でねぶたひきが出来たのは一生の思い出です。私たちが青春を過ごした3年間はずっと残ります。同窓生がいる限り長沼高は無くなりません。私は長沼高が大好きです」と最後に述べた。

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