須賀川市民歩こう会がリレー担う 震災復興支援「絆ウオーク」

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    須賀川駅から郡山駅まで歩いた参加者たち

 東日本大震災から10年が経ち、被災地の現状を発信し、東北の発展を支援するための実踏「絆ウオーク」は27日、須賀川市民歩こう会の会員らが浜通りから引き継いだシンボルフラッグを掲げ、須賀川駅から郡山駅まで12㌔を歩き、心の復興を目指す絆のリレーを担った。
 日本ウオーキング協会や日本レクリエーション協会などでつくる東北復興支援運動体実行委員会の主催。
 被災地や首都圏を市民らが歩くことで、復興の状況を直視し、被災地との交流を通じ、心身と地域の復興、新しいコミュニティの形成を目指すもの。
 第1期は昨年3月に福島を出発、宮城、岩手を経て青森県まで約570㌔を11月に踏破の予定だったが、コロナ禍などにより現在も進行中。
 第2期は昨年12月に東京都新宿都庁前を出発し、千葉、茨城県を経て2月から3週にわたり浜通りを巡った。
 須賀川では市民歩こう会8人のほか、他協会の応援者11人が加わり計19人が参加した。
 参加者らは間もなく春本番を迎え、温かさを感じさせる陽気の中、郡山市に向けてハツラツと歩き、復興に力を合わせたこの10年の出来事や、同事業を通して結ばれた絆に思いを寄せていた。
 郡山駅でシンボルフラッグをこおりやま歩こう会に引き継ぎ、当地区での役目を完遂した。
 シンボルフラッグは郡山市、二本松市を経て、12日に福島市の県庁で第2期362㌔の全行程を締めくくる。