本町歌舞伎屋台を描いた木版画と模型
須賀川市本町町内会(近藤次雄会長)は日大工学部と協力して半世紀ぶりに再建した「本町歌舞伎屋台」のミニチュア模型を風流のはじめ館で公開した。町内の青津味子さん(みし・本名信五)が屋台を描いた木版画も展示し話題を呼んでいる。
青津さんは家業を営む傍ら俳句結社桔槹吟社同人として俳句を詠み絵画や版画なども手がけた。昭和初期のおもちゃや映画ポスターなどコレクターとしても知られ、平成29年に市立博物館で企画展「こころ、トキメク―昭和のおもちゃと映画ポスター展」が開かれている。
今回ミニチュア模型とともに紹介された木版画は、近藤会長が自宅から発見した作品で縦20㌢、横15㌢の小品。秋祭りと思われるにぎわいと屋台がいきいきと表現され、往時の盛り上がりを伺うことができる。
また須賀川出身のイラストレーター有我すずなさんが水野仙子の作品から再現した屋台イラストも概要や再現までの歩みとともに紹介している。