須賀川公共職業安定所は管内の今春新規学校卒業者の1月末現在職業紹介状況をまとめた。高校卒業者の就職内定率は98.0%で未内定者は7人となった。同安定所の担当者によると、未内定者の個別フォローを進めたことで3月現在で内定はさらに進み、年度末には100%となる見込みだという。
管内の高校卒業予定者1275人(男698人、女577人)のうち、就職希望者は355人(男201人、女154人)。前年は399人、コロナ前の令和元年は470人だった。
求人数は543人で、前年より69人、令和元年より171人減少と、求職者、求人数とも減少傾向がみられる。
求人倍率は1.53倍で2年間ほぼ変わっていない。
求職者のうち県内希望者は304人(男175人、女129人)、県外希望者は51人(男26人、女25人)で、県内比率は85.6%となっている。前年同月と前々年同月より3.9ポイント県内比率が高まった。
就職内定者は348人(男196人、女152人)で、県内は298人(男170人、女128人)、県外は50人(男26人、女24人)。
未内定者7人(男5人、女2人)のうち、県内希望者は6人(男5人、女1人)で、県外希望者は1人(女1人)となっている。
福島労働局管内全体の求職者数は3810人(前年同月比204人減、前々年同月比789人減)で、このうち県内希望者は2919人(前年同月比82人減、前々年同月比482人減)、県内比率は76.6%であり、須賀川公共職業安定所管内は県全体より県内就職希望者の比率が高い傾向にある。
県全体の求人数は8306人(前年同月比300人増、前々年同月比1338人減)、求人倍率は2.18倍。就職内定率は96.4%(前年同月比0.6ポイント増、前々年同月比0.01ポイント減)だった。
なお昨年度は新型コロナの影響で、選考開始期日が1カ月後ろ倒しとなったため、今年度を含む例年の同月と事情が異なる。