震災の教訓を忘れない 各校で特別授業や避難訓練

教育防災

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    小貫校長の話を真剣に聴く児童たち

 東日本大震災から11日で11年を迎える。須賀川・岩瀬管内の小中学校では震災の教訓を子どもたちに教えるため、特別授業や避難訓練など実施している。
 このうち稲田学園(小貫崇明校長)の震災から学ぶ会は9日、新型コロナの感染を防ぐためリモートで開かれ、各教室の全校児童・生徒273人に小貫校長が「災害はこれからも必ずくる。万が一に備え、自分の命を自分で守れるように考えてほしい」と画面越しに呼びかけた。
 東日本大震災の教訓をもとに自然災害に対する心構えを持つこと、被災地の一日も早い復興と、亡くなられた人たちへのめい福を祈るため実施した。
 小貫校長は3・11を「決して忘れてはいけない日」であるとして、昨年2月の県沖地震で校庭などに被害があったことも振り返り、対策の重要性を説明した。また「家に帰ったら家族と真剣に、具体的に防災について話し合ってほしい」と呼びかけた。
 その後、各教室で発達段階に応じた防災関連の動画などを流し、地震発生時の正しい行動や、災害への心構え、将来に向けてよりよく生きることなどについて学んだ。

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