協定にサインした橋本市長と野中本部長
コープふくしまを運営するみやぎ生活協同組合と須賀川市の「地域見守り協力に関する協定」締結式は10日、市役所で行われ、高齢者等が安心して地域で生活できるよう協力関係を結んだ。
コープふくしまは県内の各地域に個人宅配・共同購入の配達などを実施し、夕食の弁当を届けるサービスなどを展開している。市内は郡山センターの営業エリアに含まれ、約2500世帯が各種サービスを利用している。
協定により相互連携のもと、高齢者等の見守りを必要とする人の安否確認や異変の早期発見、早期対応など協力し、高齢者の安全確保に努め、地域住民が住み慣れた地域で安心して生活を営めるよう支援する。
具体的には配達業務全般で対象者宅に訪問の際、訪問先で異変など発見した際は、状況等を総合的に判断し、必要に応じて市長寿福祉課に連絡し、早期対応に協力する。
締結式は橋本克也市長と、みやぎ生協副理事長の野中俊吉ふくしま県本部長が協定書にサインを交わした。
橋本市長は「市は第9次高齢者福祉計画で『住み慣れた地域で支え合い自分らしく健やかで生きがいを持って生活できるまち“すかがわ”』を目指しており、協定がその支援になることを期待している」、野中副理事長は「地域担当者に協定を周知することで、既存のインフラを活用した見守り活動に役立てれば」とそれぞれ述べた。
なお市の見守り協定はこれで2件目、包括連携協定の見守り活動と合わせると5件目となる。みやぎ生協の県内の協定締結としては35件目。