須賀川一中新体育館イメージ図
昨年2月の県沖地震で躯体主体の柱が大きく傾くなど深刻な被害を受け、現在地で改築工事を行う須賀川一中新体育館建築主体工事の請負契約が16日閉会の市3月議会追加議案で可決された。
新体育館は被災した旧体育館と比べてひと回り小さくなり、可動型の観客席は設置されず通常の体育館と同じイメージとなる。
鉄筋コンクリート一部木造平屋建てで延べ床面積は1258・63平方㍍。既存校舎と北側通路で連結するのは旧館と変わらないが、ステージ部分が南側に移動する。
現在は旧館の解体工事が概ね完了し、解体跡地での再建工事は令和5年3月の竣工に向けて着工する。
旧館に隣接する屋外プールも解体し、跡地に駐車場を新しく造成し、新館完成と合わせての利用開始を見込んでいる。
建築主体工事は橋本組(橋本和直社長)=加治町=が4億3711万8000円で契約締結した。
昨年2月の旧館被災以降、須賀川一中生らは体育の授業や部活動などを並木町の中央体育館を利用し、学校行事も一部代替え対応を余儀なくされている。