来年度事業計画など協議した通常総会 伝達表彰を受ける佐藤常議員
須賀川商工会議所(渡邉達雄会頭)の通常議員総会は22日、ホテルサンルート須賀川で開かれ、令和4年度事業計画などを承認した。新年度は商工会議所創立70周年記念事業や式典の開催、伴走型支援事業、デジタル化・DXに関する取り組みを推進した生産性向上と付加価値創出など各種事業を展開する。
渡邉会頭は「新型コロナはオミクロン株の急拡大で未だに飲食業や各種サービス業、小売業に大きな影響を及ぼしている。国・県・市の支援はあるが、経営の維持・立て直しには十分でないため、会議所としても親身に相談に応じるとともに、行政に対して実情に応じた支援策を検討するよう要望する。県沖地震は現在調査中だが、すでに何件か被害があったと報告があり、急ぎ相談窓口を開設し対応にあたります。今年は当商工会議所創立70周年となり、記念式典や関連事業を実施する予定であります。時々刻々と経済社会が大きな変革の時を迎えており、中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は課題が山積しております。関係機関・団体と連携を深め、会員事業者の経営支援体制の強化に努めてまいります」とあいさつした。
商工会議所役員・議員として就任期間が20年に達したとして、常議員の大内康広さん、佐藤博さん、菅波良隆さん、議員の萩原雅幸さん、村上常雄さんに日本商工会議所役員・議員永年勤続表彰を伝達した。
新年度事業は創立70周年をさらなる発展の契機とし、地域企業が将来的に魅力ある企業として存在し続け、安心して暮らせる地域社会の実現のために、持続可能な開発目標の視点を取り入れた「再生・創生への支援強化」、「中心市街地活性化事業の推進」、「持続可能な循環型社会の構築に関する各種事業の推進」、「福島空港利活用事業の促進支援」、「タイムリーな会員サービス事業活動の展開」などを中心に展開する。
中でも特に力を入れる取り組みとして、プレミアム付商品券事業などによる市内消費喚起、諸課題解決環境整備事業(制度改正に伴う専門家派遣等事業)の実施、インボイス制度導入に向けたセミナーの開催、デジタル化・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進事業、スカガワモンスタースタンプラリー・すかがわ風流和傘アート・すかがわLIGHTSの実施、市SDGs連携協定を基にした事業実施、(仮称)すかがわ商工業フェスティバル開催、創立70周年記念事業などを計画している。
創立70周年記念式典・事業は今後、実行委員会を組織して開催時期や内容などを決定していく。
常議員に伊林和広日本工営エネルギー事業統括本部パワー&デジタル事業本部長、鈴木克幸東邦銀行須賀川支店長、廣田進一トキワ印刷取締役総務本部長を選任した。