防霜に迅速な対応へ 須賀川市で対策本部を設置

農業

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    対策本部を立ち上げた橋本本部長(左)

 須賀川市は果樹や野菜などの農作物を霜被害から守るため、28日から市役所農政課に防霜対策本部(本部長・橋本克也市長)を設置した。5月31日まで65日間にわたり、霜注意報発令など行政防災無線やウルトラFMを活用しながら情報発信に努める。
 防霜対策本部は関係機関・団体と連携を密にし、農作物の凍霜被害を未然に防ぎ、農業経営の安定を図る目的で設置している。
 副本部長は佐久間貴士市経済環境部長、事務局長は鈴木行宏市農政課長、本部員は農政課職員らで構成する。
 橋本市長と佐久間市経済環境部長が市役所東側入り口に本部看板を掲げた。
 橋本市長は「農作業も本格的に始動する時期を迎え、栽培管理や病害虫防除等を継続的に行う農作物は凍霜害に対する備えが必要な時期となった。仙台管区気象台の長期予報でこの春は平年同様晴れの日が多く、気温も平年並みまたは高いと予想される。一時的な気温低下で遅霜の恐れがあり、ナシやりんごの開花期に降霜があると甚大な被害が懸念される。迅速な対応と被害調査のため連携を強めるよう取り組んでほしい」と訓示した。
 霜注意報発令後は速やかに市内農家に情報発信して対応を呼びかけ、実際に降霜の被害が発生した場合は被害状況などを確認し対策にあたる。対策本部の看板は平常時、市農政課に設置する。
 昨年は4月2日から5月31日まで60日間本部を設置し、20回の霜注意報発令で降霜は7回確認された。記録的な遅霜被害が発生し、日本ナシやリンゴ、モモなどで1億9566万6000円の被害額があった。被害農家からの要望を受け防霜ファンの設置を進め、4月末までに要望分全ての設置が完了する見込みである。