新型コロナに感染した可能性がある人に対してPCR検査を行う須賀川市の地域外来(発熱外来)は31日に閉院し、今後は各医療機関で個別の対応を進めることになる。市が28日に発表した。
地域外来は新型コロナの疑いがある人が一般外来の受診者らと接触せずにPCR検査が受けられるよう、須賀川医師会や関係機関の協力により2020年から開設していた。
当初は福島病院南向の緑の広場に設置していたが、今年度から公立岩瀬病院の敷地内に移転した。
市の担当者によると、当初はPCR検査に対応できる医療機関がほとんどなかったが、現在は市内のほとんどの医療機関で実施できる体制が整い、今年度の利用者数が大幅に少なくなったことから、一定の役割を終えたものとして閉院を決めた。
発熱など新型コロナの感染が疑われる症状が現れた場合は、今後もかかりつけの医療機関にまずは電話で相談し、対応医療機関を受診する必要がある。
須賀川・岩瀬管内の診療・検査医療機関は次の通り。
▽須賀川市=長沼クリニック、公立岩瀬病院、石川内科、あすなろこどもクリニック、西間木医院、国分内科クリニック、折笠クリニック、春日クリニック、ブナの木内科診療所、須賀川病院、大町診療所、須賀川クリニック、橋本医院、太田メディカルクリニック、医療法人あべ内科医院、福島病院、池田記念病院、矢部医院、関根医院、南東北春日リハビリテーション病院、吉田医院、小林医院、総合南東北病院付属須賀川診療所、黒澤医院▽鏡石町=鏡石クリニック、よしだ総合診療・在宅ケアクリニック、ごとう内科クリニック、岡ノ内クリニック、にほ小児科医院▽天栄村=天栄村国民健康保険診療所、田中医院