今年もおもてなしイベント企画 5月5日はウルトラマン写真撮影会 須賀川牡丹園

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    「牡丹園イベント」告知チラシ

 全国唯一の国指定名勝指定から今年で90年を迎える須賀川牡丹園は4月15日に開園する。露地牡丹の見頃は昨年並みの4月下旬からと見込まれ、今年も大型連休にイベント広場でおもてなしイベントを企画している。
 須賀川牡丹園は江戸時代に薬種商・伊藤佑倫が牡丹の苗木を現在の兵庫県宝塚市から持ち帰り栽培したことが始まりで、明治初期に栁沼家が受け継いだ。250余年の歴史と伝統を持つ同園は10ヘクタールの広さに290種約7000株の牡丹が咲き競い、コロナ禍前は県内外から多くの観光客が大輪の花を楽しみに足を運んでいる。
 樹齢200年の牡丹を筆頭に、樹齢150年・130年牡丹、国指定ほ場、在来牡丹、古種牡丹、須賀川オリジナル種「須賀川の微笑(ほほえみ)」など、同園でしか見られない品種の数々が根強い人気を誇っている。 
 露地牡丹や園内の花々が最盛期を迎える春の大型連休に合わせて今年も、市民団体を中心におもてなしイベントを企画した。
 円谷プロと連動した、園内周遊「かいじゅうかくれんぼ」は4月29日から5月5日まで。園内に隠れた怪獣たちを探しながら、牡丹園の魅力を再発見する。
 ステージイベントは5月1日から5日まで日曜祝日に催す。シャンソン歌手の紗羽しゅうこさんや古寺山自奉楽保存会、「須賀川市歌」「須賀川小唄」普及推進の会、須賀川桐陽高書道部パフォーマンスなどを予定している。
 5月5日の子どもの日は、市とウルトラマンのふるさと「M78星雲光の国」との姉妹都市提携記念イベント「ウルトラヒーローがやってくる!」を実施し、放送中の「ウルトラマンクロニクルD」で活躍するウルトラマントリガー、ゼット、ダイナと記念撮影ができる。
 参加申し込みは牡丹園チラシのQRコードで4月15日から受け付ける。
 ほかにも同園隣接の市フラワーセンターは4月15日から29日まで企画展「牡丹の花咲く風景展」を開き、午前9時から午後4時まで観覧できる。
 4月29日はすかがわ昔話の会とふくしま四人会のむかし話を園内「花神亭」で披露する。
 5月6日から9日は須賀川茶道連合会が呈茶を提供、午前10時から午後3時まで、和菓子付400円でお茶が楽しめる。
 有料公開は4月15日から5月31日予定で、入園料は高校生以上500円、小中学生200円。市広報に今年も市民無料招待券を添付する。
 牡丹の開花状況に合わせて朝露を受けた牡丹が楽しめる特別公開も予定している。
 イベントスケジュールは次の通り。
 ◇5月1日▽午前10時45分=紗羽しゅうこ(シャンソンコンサート)▽午後1時10分=オカリーナたんぽぽ(オカリナ演奏)
 ◇3日▽午前10時45分=古寺山自奉楽保存会(御田植え踊り)▽午前11時25分=マーズ・サクタイン・アンサンブル(サックス演奏)▽午後1時10分=「須賀川市歌」「須賀川小唄」普及推進の会(日本舞踊発表)
 ◇4日▽午前11時25分=楽笑一門南京玉すだれ(伝統芸能南京玉すだれ)▽午後1時10分=須賀川桐陽高校書道部(書道パフォーマンス)
 ◇5日▽午前10時、正午、午後2時=写真撮影会「ウルトラヒーローがやってくる!」

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