立候補へ決意を改めて表明する木賊氏
任期満了に伴う鏡石町長選に立候補を表明している町元総務課長の木賊正男氏(65)=高久田=陣営の後援会事務所開きは3日、鏡沼地内で行われ、室内だけでなく屋外まで多くの支援者が足を運んだ。
初めに菊地宣元鏡石鹿嶋神社宮司が神事を行った。
町島洋一後援会長は「(木賊氏は)郷土愛護の気持ちが強く、人望も集めている。彼なら乾坤一擲の思いでこれからのまちづくりをきっとやってくれる」と支持を訴えた。
来賓の玄葉光一郎代議士、宗方保県議、古川文雄町議会議長があいさつした。
木賊氏は「これから町政に挑戦致します。皆様の期待に応えなければならないという気持ちがひしひしと湧いております。町はモデルとなった小学唱歌『牧場の朝』をグランドデザインとして、まちづくりを進めてきました。さらにグレードアップしながら、魅力増大を図っていきたい。到底、私一人の力では出来ないものであります。長く行政に携わってきた身として、改めて多くの皆さんが携わって町が出来ていると感じています。皆さんの話を一つ一つ聞く中で、それらをまちづくりに活かすことが大事だとひしひしと感じることが出来ました。自分の出身地が全国に誇れる町になるようふるさと教育と地域づくりに取り組みます。『牧場の朝』で人と人、町と町をつなぐ、未来の子どもたちにつないでいくのが現代を生きる私たちの役目だと思います。これから手探りの中でクリーンな選挙を戦っていきたい。これから2カ月弱皆さんのご支援をいただきながら頑張っていきます」と決意表明した。
必勝だるまの目入れをし、山野辺陽介青年部長がガンバロー三唱を発声した。角田一幸選対本部長が木賊氏のスローガンなどを一層広めるよう協力を求めた。
木賊氏は須賀川高卒。昭和50年に町役場に入庁し、総務課長、教育課長兼公民館長などを歴任した。「新しい力」でつなぐ人・まち・未来をスローガンに、全国ブランド「牧場の朝」にこだわる5つの元気チャレンジなどに取り組む。
鏡石町長選は5月24日告示、同29日投開票で行われる。現在までに木賊氏以外に立候補表明者がおらず、無投票初当選が濃厚な状況となっている。