26日から始まる須賀川市立博物館の亜欧堂田善没後200年記念企画展「銅版画の世界展」の関連イベントである講演会や銅版画教室、ギャラリートークの参加申し込みは15日から受け付けを始める。
企画展は田善が残した作品をはじめ、関連資料と合わせ約100点を展示し、本市出身の偉人の業績や後世への影響を振り返る。
講演会は5月29日午後1時半からtetteたいまつホールで、府中市美術館の金子信久学芸員を迎え、田善について講話する。
金子学芸員は江戸時代の絵画史を専門に、同館で「亜欧堂田善の時代」(2006年)「かわいい江戸絵画」(2013年)など話題の展覧会を数多く手掛けている。
著書に「江戸かわいい動物 たのしい日本美術」(講談社2015年)などがあり、最近では「アートコレクターズ」(生活の友社)2022年4月号に江戸の劇薬アート10選を出稿し、田善の「驪山比翼塚」(銅版画見本帖・重要文化財)など紹介した。
定員は100人で参加費は無料。
銅版画教室は5月1日、東京芸術大美術学部絵画科油彩画専攻版画研究室の三井田盛一郎教授と版画家の杢谷圭章さんを講師に迎え、tetteで午前9時から午後4時まで半日かけて絵葉書大の作品を完成させる。対象は高校生以上で定員は12人。参加費は1000円。
学芸員のギャラリートークは5月7日午前11時から同館で開き、展示作品など解説する。定員20人、参加費は入館料のみ。
いずれも事前の申し込みが必要。気軽な参加を呼びかけている。
問い合わせは同館(℡75―3239)まで。