田植え踊りの12種目の踊りを学ぶこどもたち
県指定重要無形民俗文化財の古寺山自奉楽保存会は5月3日の須賀川牡丹園イベント出演に向け、子どもたちが上小山田区民館で「御田植え踊り」を練習している。
古寺山自奉楽は古寺山白山寺の聖観世音が33年に一度の御開帳の際に奉納舞しているもので、毎年持続継承のため月1回、保存会メンバーが歌、笛、振り付け(踊り)の練習を積み重ねている。
イベントに合わせ3月26日から毎週土曜日の夜、地域の子どもたち小学1年生から高校1年生12人に踊りを指導している。
16日は渡辺周蔵区長、熊谷一徳副区長、熊谷雅孝社寺代表らを迎えて踊りを披露した。
熊谷留正会長が「ある程度の踊りを覚えて来たので、本番に向けて頑張りましょう」とあいさつした。
自奉楽の踊りには「平鍬踊り」「田植え踊り」「獅子舞」の3つの芸能で構成されている。その内、イベントでは「田植踊り」を披露するため、「田耕」「種まき」「田植え」「稲刈り」「稲こき」「米つき」など12種目を笛や歌に合わせて踊りを披露する。最終段階として手の運びや足の動きなど細かく指導した。
最後に渡辺区長が「保存会の皆様ご苦労様です。これからもよろしくお願いします」とあいさつした。