亜欧堂田善没後200年記念 26日から「銅版画の世界展」 須賀川市立博物館

イベント文化

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    企画展のポスター

 須賀川市立博物館の亜欧堂田善没後200年記念企画展「銅版画の世界展」は26日から珠玉の銅版画や油彩画、素描、影響を受けた作家たちの作品など約100点の資料が並び、本市出身の偉人の業績や後世への影響を振り返る。ポスターが完成し、多くの市民に気軽な来場をPRしている。
 企画展は国指定重要文化財「東都名所図(二十五図)」など銅版画をはじめ、同館の田善コレクションが一堂に会する。
 また府中市美術館所蔵の貴重な油彩画も観覧することができる。
 小型の作品を拡大印刷したパネルも展示し、田善の精緻な描き込みを実感できるよう工夫を凝らす。
 遠藤田一「亜欧堂田善坐像」や安田田騏「福禄寿之図」、渡辺光徳「亜欧堂田善肖像」など関連資料も並ぶ。須賀川商工会議所青年部が取り組む田善顕彰版画展をはじめとする市内の顕彰事業も紹介する。
 6月5日までの会期中に展示品の入れ替えを行い、より多くの作品が楽しめる。
 会期中の催しは参加を受け付けている。
 銅版画教室は5月1日、東京芸術大美術学部絵画科油彩画専攻版画研究室の三井田盛一郎教授と版画家の杢谷圭章さんを講師に迎え、tetteで午前9時から午後4時まで半日かけて絵葉書大の作品を完成させる。対象は高校生以上、参加費1000円。
 ギャラリートークは7日午前11時から同館学芸員が展示作品など解説する。参加費は入館料のみ。
 講演会は29日午後1時半からtetteたいまつホールで開き、府中市美術館の金子信久学芸員を迎え、田善について講話する。金子学芸員は江戸時代の絵画史が専門で、著書に「江戸かわいい動物 たのしい日本美術」(講談社)などがある。参加費無料。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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