苗代に種をまく生徒たち
童話「つるのおんがえし」をテーマにした、2022かがみいし田んぼアート事業が始動し、岩瀬農業高生物生産科作物専攻班の3年生9人は21日、同高農場本部で9種類の稲の種まきした。
かがみいし田んぼアートは平成24年から「もう一つの図書館」をサブテーマに、町図書館北側の田んぼで童話や民話をデザインした巨大アートを完成させ、毎年町内外から多くの観覧者が足を運んでいる。
今年は7月28日に同町で全国田んぼアートサミットが開かれ、同イベントを展開する自治体が全国から集結して同町の取り組みをさらに盛り上げる。
今年もアニメーターで人気アニメ「聖戦士ダンバイン」などキャラクターデザインした湖川友謙さんにデザインを依頼し、昨年よりも1種類多い9種類の稲で色鮮やかに「つるのおんがえし」を描く。
種まきには3年生の荒井志織さん、神山春輝さん、國分汰論さん、佐久間柊矢さん、佐藤琴々南さん、白石葵さん、高松大稀さん、根本琉偉さん、芳賀聖さんが参加し、担当教員と町職員とともに苗代に丁寧に作業をした。
今後は作業の進捗状況に合わせて、5月中・下旬に絵の下書きとなる測量を同校環境工学科生らが、6月5日に豊作祈願田植えまつり(コロナ感染状況により中止あり)、同下旬に観覧者のための周辺花植えなどを予定している。
また今年度も田んぼアート米を活用した商品開発に同校食品科学科生徒らが取り組む。