任期満了に伴う鏡石町長選と町議補選(欠員2)の告示日(5月24日)まで1カ月に迫ったが、依然として町長選は元町総務課長の木賊正男氏(65)=高久田=、町議補選は主婦の込山靖子氏(56)=鏡沼=と元町議で医師の吉田孝司氏(43)=成田=の立候補表明以外の動きはなく、ダブル無投票当選が濃厚な状況となっている。
木賊氏は今月3日に西光寺隣の民家(鏡沼)に後援会事務所を開き、町島洋一後援会長、小貫豊彦同幹事長、角田一幸選対本部長の布陣で町内全域に後援会組織を広げて堅実な選挙戦を展開している。
コロナ禍で密状態を避けるため、少人数での地区懇談会を精力的に実施し、「新しい力」でつなぐ人・まち・未来をスローガンに、唱歌「牧場の朝」を核としたまちづくりを訴えている。
これまでのところ木賊氏以外の立候補に向けた動きは表面化しておらず、平成26年以来8年ぶりの無投票が濃厚な情勢。26日午前10時から町役場で開かれる立候補予定者説明会に他陣営が出席するかが一つの試金石となりそうである。
町議補選にも込山氏と吉田氏以外に正式表明者はおらず、欠員2に2人が立候補し無投票となる可能性が高い。予定者説明会は26日午後1時半から開かれる。
選挙戦となった場合は、5月24日告示、29日投開票。期日前投票は25日から28日、午前8時から午後8時まで町役場で受け付ける。投票所は町内10カ所、午前7時から午後6時まで。午後7時から鳥見山体育館で開票する。