早咲きツツジが咲き始めている大桑原つつじ園 今シーズンの安全を祈願する渡辺社長
須賀川市の観光名勝、豪華絢爛花の丘の樹齢300年の江戸錦(ツツジ)がある大桑原つつじ園は24日オープンした。国指定名勝の樹齢200年を超える牡丹の須賀川牡丹園、唱歌「牧の朝」発祥の地で5月に約3万本のシャクヤクが咲く岩瀬牧場と、すかがわの春「花めぐり」シーズンが本格的に始まった。
つつじ園の開園に先立ち安全祈願祭が同園頂上の八幡神社で行われ、白山比咩神社(袋田)の村上正浩宮司が神事を行い、渡辺久記取締役社長らが玉ぐしをささげ、今シーズンの安全を祈願した。
渡辺取締役社長は「昨年より植樹面積を広くし、歩きやすくしたため園内をゆっくり散策してほしい」と話した。
3月頃まで寒さが厳しく生育が遅れていたが、ここ数日暖かい日が続いているため、現在はハルイチバン、フジムスメ、ヨドガワツツジなどの早咲きやヤマツツジ、ハナミズキ、西洋シャクナゲ、八重ザクラなどが咲き誇っている。
ツツジの見頃はゴールデンウイーク頃で、山全体が赤い花に包まれる。
最も古いもので300年を超える江戸錦の古木がある。広さ2万坪の園内に約100種3500株のツツジ、シャクナゲ2500株、シャクヤク3000株、その他の花々合わせて約1万株が次々と咲き誇り、5月いっぱい多彩な種類の花が楽しめる。
園内は歩きやすく整備され、のんびりと散策できる。
新型コロナ感染防止のため、3密を避けマスク着用、アルコール消毒液利用を呼びかけている。
売店などは縮小して出店し、苗木などは販売するが、食堂は営業しない。
入園料は中学生以上600円、小学生以下は無料。開花状況で変更する。営業時間は午前8時半から午後5時まで。
問い合わせは同園(℡ 0248-76-5857 )まで。