3年ぶりのコンサート 郡山吹奏楽団 宮川彬良さんらと共演

文化

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    宮川さんの指揮で演奏を盛り上げる団員たち

 郡山吹奏楽団の「スプリングコンサート2022with宮川彬良」は24日、須賀川市文化センターで開かれ、3年ぶりの開催に客席と一体になって音楽の喜びを分かち合った。
 阿武隈時報社などの後援。同団は「吹奏楽を通じた音楽文化の向上を図り、明るい街づくりに貢献する」をテーマに1972年に創立し、今年50周年を迎えた。郡山市や近郊の市町村から集まった学生から社会人まで約60人が所属する。
 新型コロナの影響で一昨年から中止が続き、今年こそと準備を進めていたところ、3月の県沖地震で会場のけんしん郡山文化センターが被災した。
 しかし節目の年の開催を目指し、須賀川市文化センターに会場を変更して当日に漕ぎ着いた。
 公演は2部構成で、第1部は客演指揮者に佐藤守廣さんを迎え、R・グリエールのバレエ音楽「青銅の騎士」など演奏した。
 第2部は宮川さんを指揮、打楽器奏者の小西史紘さんをゲスト奏者に迎え、僕らのインベンション、開眼序曲など披露した。またマツケンサンバⅡ、シンフォニックマンボNo.5では会場一体となる大盛り上がりをみせ、記念すべき年を祝った。
 豊田英人団長は3年ぶりの開催に向けた思いや感謝など述べ、「音楽は世界の共通語であり、世界平和を祈っている」とあいさつした。