須賀川駅西地区再生整備 新外観イメージ図公表 令和7年度供用開始へ

交通地域振興

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    外観イメージ(駅西側)
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    外観イメージ(駅東側)
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    内観イメージ(駅西側)
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    内観イメージ(駅東側)

 須賀川市の橋本克也市長は27日、市役所で定例会見を開き、県沖地震被害状況と支援策、新型コロナ関連、駅西地区都市再生整備事業など5項目を説明した。駅西地区都市再生整備事業は市とJR東日本が令和6年度中の完成、翌7年度の供用開始を目指すもので、新たな外観イメージを公表した。
 同事業は令和元年度に市とJRが協定締結し、実質的なキックオフを切り、同地区と国道4号をつなぐ幹線道路工事が計画通り進捗している。
 事業全体の実施計画が昨年度末に完成し、事業メーンとなる東西自由連絡通路と新駅舎整備に向けた協定を今年6月に改めて結び、市議会説明を経て、夏頃に工事に着手する。
 東西自由連絡通路と新駅舎は既存の東北本線線路上に建設し、位置づけは既存駅舎からやや西側に新設する。
 新しい通路と駅舎は、建物全体をガラス張りにし、オープンで明るい雰囲気をつくり、にぎわいの創出とまちとの一体感を形成するとともに、駅の東西をつなぐまちの活性化を目指す。市の「玄関口」として歴史や地域性を大切にしつつ、周辺との景観調和を図る。
 連絡通路と新駅舎は線路上で連結し、工事に伴い大型重機などで既存の跨線橋撤去なども行うため、現在工事中の幹線道路や駅西ロータリー、新設する公園などの最終的な完成は令和8年度中を見込んでいる。
 都市公園化などを計画中の上人坦廃寺跡整備は、今年度中に計画をまとめ、駅西地区都市再生整備事業との整合性を図りながら進めていく。
 公表されたイメージ図は28日から順次、市公式ホームページやtette、コミュニティプラザなどでも掲示し、利用者や地元住民と共有しながら事業完了を目指す。
 須賀川駅西地区都市再生整備事業は、朝晩を中心に駅利用者らで混雑を極める同地区の交通環境改善、東西地区の交流促進、地域振興を目的に平成22年度からスタートした。
 事業完了により駅へのアクセスや周辺地区との回遊性向上、新たな交通拠点としての機能向上、玄関口のにぎわい創出などが大いに期待される。

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