出馬を表明した稲田氏 
現職議員２人の死去に伴う鏡石町議補選は24日告示、29日投開票で行われるが、先月の立候補予定者説明会に出席した稲田和朝氏（70）＝不時沼＝が２日、阿武隈時報社の取材に対して立候補を正式表明し、欠員２に対して３陣営が立候補する少数激戦となる公算が大きくなっている。
町議補選は立候補予定者説明会前まで、表明順に主婦の込山靖子氏（56）＝鏡沼＝と、医師で元町議の吉田孝司氏（43）＝成田＝が立候補を表明し無投票濃厚とみられていた。
稲田氏は鏡石町出身。岩瀬農業高卒。元アヤメ観光バス社長で現在は無職。正式な出馬は４月末に決め家族の了承も得たため、「農業と産業の活性化などまちづくりに尽力したい。特産品の６次化など力を入れて、一つ一つ進めていきたい」と方針を固めた。
町議補選当選者の任期は現職の残任期間と同じ来年９月３日まで。
