6月から命を守る行動を学ぶ応急手当講習会

医療教育消防

 須賀川地方広域消防組合は6月から毎月2回、応急手当講習会(普通救命講習)を開講し、万が一の際にかけがえのない命を守るための行動をとれるよう、広く市民の受講を呼びかけている。コロナ禍の状況を踏まえ、事前に応急手当WEB講習を受講することで通常3、4時間程度のところ1時間短縮して受けられるようになっている。
 消防職員が講師を務め、心肺蘇生法やAEDの使い方、ケガの手当など、救命入門コースから上級救命講習まで指導している。
 一般にケガ人や急病人が発生した場合、その場に居合わせた人(バイスタンダー)が的確な応急手当てを速やかに行えば、救命効果の向上や治療の経過にも良い影響を与えるとされており、組合では応急手当の普及啓発に力を入れている。
 消防庁によると心臓と呼吸が止まってから応急手当を4分以内に実施できた場合、命が助かる可能性は約40%あるが、何もしなかった場合その可能性は半減する。
 救命活動において重要となるのは迅速な行動で命をつなぐ「救命の連鎖」で、「心停止の予防」「心停止の早期認識と通報」「1次救命処置(心肺蘇生とAED)」「2次救命処置と心拍再開後の集中治療」の4つが素早くつながると救命効果が高まる。
 このうち心停止の予防から1次救命処置まではバイスタンダーにより行われることが救命において大きな意味を持つ。
 同組合で指導する救命入門コースは心臓マッサージとAED取り扱いの実技をメインとした救命法で45分間、普通救命講習Ⅰは成人に対しての救命法で2時間、講習Ⅱはより詳しい救命法で筆記試験を含め3時間、講習Ⅲは小児に対しての救命法で2時間指導する(いずれもWEB講習で1時間短縮した時間)。
 さらに上級講習会は救命法を含めた応急手当全般を7時間指導する。
 受講者には修了証や参加証を交付する。なお技術の維持向上を図るため、3年に1回以上の受講を推奨している。
 講習会はグループだけでなく1人からでも参加を申し込める。概ね1カ月前に申し込む必要がある。
 新型コロナの感染状況や申し込み状況によって日程変更がある。
 問い合わせは最寄りの消防署まで。
 今年度の予定は次の通り。時間はいずれも午前9時から、会場は須賀川消防署。
 ▽普通Ⅰ・Ⅱ=6月5、15日、7月3、21日、8月7、18日、9月15日、10月2、20日、11月6日、12月4、15日、来年1月8、19日、2月5、16日、3月5、16日▽普通Ⅲ=9月4日▽上級=11月17日▽救命入門コース=6月4日、7月2日

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