一つ一つ丁寧に田植えする児童たち
天栄村内の各小学校は今年も稲作体験に取り組み、地元の基幹産業に理解を深め、愛村心を育んでいる。このうち広戸小の田植え体験は10日、飯豊の田んぼで行われ、5年生23人が泥だらけになりながらも一生懸命に苗を植えた。
特別非常勤講師で地元農家の小針良広さんが提供する田んぼ約4㌃を利用したもので、子どもたちは事前に小針さんから田植えに適した服装や苗の植え方を座学で教わった。
当日は言われた通り、ハイソックスや長靴姿で田んぼに訪れ、1列に並んで1つ1つ丁寧に苗を植えた。
子どもたちは途中で足を泥に取られて身動きがとれなくなったり、尻もちをついたりしてしまう場面もあったが、それらの体験も大はしゃぎで喜びに変え、初めての田植え作業を楽しんだ。
秋には稲刈りも体験し、収穫した米は村企画政策課も関わりながらオリジナルの名前を付け、イラスト入りの米袋に入れ、何らかの形で販売する予定である。