中心市街地活性化へ意見交換
須賀川市中心市街地活性化協議会の今年度第1回全体会は12日、tetteで開かれ、昨年度の調査で休日歩行者通行量、新規出店者、公共施設・空間の民間活用の全項目で目標達成が見込まれ、各種取組が成果につながりつつあると確認した。
「また遊びに来たくなる 魅力にあふれた街」をテーマに、平成31年に国認定を受けた第2期中心市街地活性化基本計画に基づき、官民連携による取り組みを展開している。
昨年度は世界的な大流行が続くコロナの影響を深刻に受けながらも、雛の笑顔に会えるまち、LINE版スカガワモンスタースタンプラリーなどの事業を実施し、まちなかの活性化に努めた。
5月20日までに国に提出する基本計画フォローアップに関する報告書(7月ごろ市HP全文掲載予定)によると、今年3月末現在の中心市街地居住人口は5517人で前年比96人減(自然減36人、社会減60人)、転入者276人(37人減)。
地価(円/平方㍍)変動は中心市街地商業地域平均4万4800円(233円減)で、公表されている調査3地点は中町11番4万5800円(200円減)、塚田88番4万5500円(300円減)、上北町93番4万3100円(200円減)、住宅地(八幡町120―1)4万円(800円増)。
昨年度の目標ごとのフォローアップ結果は、休日歩行者通行量(9地点合計)3871人/日(879人増)、新規出店数11件(5件減)、民間事業者のまちなか6施設の利用件数は595件(341件増)で、コロナ禍での影響は懸念されるものの、tetteや風流のはじめ館、flattoなどの集客力がまちなかの活性化につながりつつある傾向がみられ、概ね目標達成が図られている。
全体会で会長の渡邉達雄商工会議所会頭は「コロナの影響で中心市街地への影響は著しく、感染者数も高止まりし、先行き不透明な状況が続いている。今後はコロナの影響をできる限り抑えつつ、活性化につながる取り組みが必要であり、さらなる目標達成へ邁進していきたい」とあいさつした。
全体会に先立って開かれた幹事会で、今年度からtetteとテダソチマの協議会加盟が承認された。