最優秀賞に関根さん輝く 阿武隈時報社賞は矢部さん ながぬまさくらフォトコン審査会

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    最優秀賞・関根さんの作品
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    阿武隈時報社賞・矢部さんの作品

 長沼観光物産振興協会の第10回ながぬまさくらフォトコンテスト審査会は18日、長沼保健センターで開かれた。応募34人84作品から最優秀賞は関根淳一さん(須賀川市)が長楽寺のサクラを撮影した1枚が、阿武隈時報社賞は矢部幸一さん(同)に贈られる。
 須賀川の奥座敷として知られる長沼地域のサクラ名所9カ所を巡り、撮影した写真をコンテスト形式で募集した。
 今年は3月から4月にかけて天気が不安定だったこともあり、サクラの開花時期がやや不規則だったが、古舘のサクラ6作品、長楽寺のサクラ8作品、岩崎山史跡公園のサクラ4作品、護真寺のサクラ16作品、横田陣屋御殿桜22作品、兎内のサクラ11作品、長沼城址のサクラ1作品、永泉寺のシダレザクラ13作品、藤沼湖のサクラ3作品の計84作品(昨年107作品)が市内外から寄せられた。
 審査会は赤羽隆長沼商工会長を筆頭に、観光物産振興協会役員、地元報道機関4社の代表らが投票形式で厳正に行われ、各地のサクラ名所から1点ずつ優秀賞を選考し、最終投票で最優秀賞を決めた。
 長楽寺のサクラを撮影した関根さんの作品は、寺の山門を名画の額に見立てて、美しいサクラを1枚の絵画のように見せ多くの審査員から感嘆の声が上がっていた。
 阿武隈時報社賞の矢部さんの作品は藤沼湖のサクラで、満天の星空と湖、闇夜に浮かぶサクラが絶妙な組み合わせで撮影された。
 今年度の表彰式・懇談会はコロナ感染拡大防止のため、参加者の安全を考慮して中止する。最優秀賞は地域特産品5000円相当、優秀賞は3000円相当、特別賞(各新聞社賞)は楯の副賞を発送する。
 応募作品は今秋開催見込みの長沼地域文化祭などで展示する見込みとなっている。
 受賞者は次の通り。
 ▽最優秀賞=関根淳一(須賀川市)「長楽寺のサクラ」▽優秀賞=矢部幸一(須賀川市)「古舘のサクラ」、河合好子(白河市)「長楽寺のサクラ」、熊田行雄(鏡石町)「岩崎山史跡公園のサクラ」、鈴木達也(白河市)「護真寺のサクラ」、遠藤宗徳(福島市)「横田陣屋御殿桜」、佐藤弘(西郷村)「兎内のサクラ」、大和田純子(須賀川市)「長沼城址のサクラ」、坂本禮三(福島市)「永泉寺のシダレザクラ」、鈴木浩二(須賀川市)「藤沼湖のサクラ」▽福島民友新聞社賞=歌川敏美(福島市)「藤沼湖のサクラ」▽福島民報社賞=小田島守明(郡山市)「兎内のサクラ」▽阿武隈時報社賞=矢部幸一(須賀川市)「藤沼湖のサクラ」▽マメタイムス社賞=鈴木浩二(須賀川市)「護真寺のサクラ」