絵本「ぼくのしあわせ」初出版 須賀川市に寄贈

地域振興子ども教育

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    絵本を寄贈する夏奈色さん(右)

 須賀川市桙衝出身で郡山市安積町在住の絵本作家夏奈色(なないろ)ひとみさん(50)は長年の夢だった自作絵本「ぼくのしあわせ」(文芸社)を6月1日に発刊する。幅広い年代の市民に読んでほしいと20日、市役所を訪れ、市内の図書館、小学校、こども園などに約80冊を寄贈した。
 夏奈色さんは須賀川女子高、福島大学卒業、会社員など様々な職業を経て、長年の夢だった絵本出版を叶えるべく、コンテストに応募し関係者から出版を勧められ、自費出版で「ぼくのしあわせ」を1000部発行する。
 6月1日から郡山のザ・モール2階のリブロ郡山店や紀伊國屋書店仙台店、Amazon、楽天ブックス、セブンネットショッピングで1冊1210円で販売する。ネット予約も受け付けている。
 「ぼくのしあわせ」(文・夏奈色ひとみ、絵・いしかわゆかり)は、ルークという名の樫の木と少女の成長、心のつながりを描いた物語で、少女の優しさにふれたルークが彼女を見守り幸せを30年祈り続けるストーリー。
 全編を通して「孤独を感じている人がいるとしたら、あなたは決してひとりじゃない、必ずあなたを大切におもってくれている存在がいる。そのことに気づいてほしい」のメッセージが込められ、夏奈色さんは「子どもはもちろん、大人の方にもぜひ読んでほしい」と話す。
 優しく柔らかに描かれたルークは、奇しくも「生まれ育った桙衝の木々にそっくり」と夏奈色さん。寄贈する本を梱包しながら「子どもたちをよそ行きに着替えさせるような思い」で感慨深かったとも話した。
 寄贈は夏奈色さん応援団の鈴木辰也Green Hill Parkエグゼクティブプロデューサー(ウルトラFMパーソナリティー)、こぷろ須賀川の栁沼宏延さんらが同席し、橋本克也市長と森合義衛教育長に手渡した。
 将来的には緑あふれる翠ケ丘公園でも販売を予定しており、保育士資格を持つ夏奈色さんの絵本読み聞かせを橋本市長らから勧められ、「そのような機会があれば、ぜひお願いします」と答えていた。