須賀川市立博物館の亜欧堂田善没後200年記念の特別講演会は29日午後1時半から、tetteたいまつホールで開かれ、田善に詳しい日本美術史学者で府中市美術館の金子信久学芸員が作品の魅力などを詳しく解説する。
金子さんは東京都出身で、慶應義塾大文学部哲学科美学美術史学専攻卒業後、福島県立美術館学芸員などを経て府中市美術館に勤める。
江戸時代絵画史を専門としており、同美術館で実施した「亜欧堂田善の時代」の企画と図録論文で第18回倫雅美術奨励賞を受賞している。
著書には「日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術」「旅する江戸絵画 琳派から銅版画まで」などがある。
参加費は無料。博物館で申し込みを受け付けている。
なお企画展「銅版画の世界展」は6月5日まで、田善の代表的な銅版画から珍しい油彩画、後世への影響を示す資料や市内での顕彰の取り組みなど、関連資料が一堂に会している。
開館時間は午前9時から午後5時まで。観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下と65歳以上、障がい者手帳所持者は無料。
問い合わせは同館(℡75―3239)まで。