思い出などを振り返る川田さん
須賀川市文化センターは施設利用を促すためのPR動画を作成し、主要なイベント制作会社などに資料として提供するほか、同館で催しがある際にエントランスホールで上映している。動画では須賀川一中出身で東京フィルハーモニー交響楽団トランペット首席奏者の川田修一さんがインタビューで施設の思い出やリニューアル後の印象など語る見応えのある内容となっている。
同センターは耐震補強・改修工事のため令和元年7月から昨年9月まで約2年間休館し、さらに安全で利便性を向上させ、市の文化の殿堂にふさわしい施設に生まれ変わった。
リニューアルオープンを記念し、昨年12月に東京フィルハーモニー交響楽団を迎えた特別演奏会を開いた。圧倒的な演奏は大ホールの充実した音響設計で、よりゆがみの少ない音の響きで観客に届けられた。
インタビューはこの演奏会で来須した際に撮影された。川田さんは同センターを「青春の場所であり、小中学校のありとあらゆる行事をここで経験した。コンクールで審査される戦いの場として、いつも立っていた。今でもホールに上る風景を夢で見ることがある」と振り返り、当時好きだった座席など紹介した。
リニューアル後の印象として、「残響がちょうど良く、お客さんが入った状態だととても(トランペットを)吹きやすく、響きに感動した」と述べ、子どもたちが音楽に目覚めるきっかけの場となるよう期待を寄せた。
動画は市ホームページやユーチューブの市公式チャンネルからも視聴できる。