ふくしま森の科学体験センター(ムシテックワールド)の初代館長の養老孟司氏は退任し、7月4日から名誉館長に就任する。最後の特別講座は7月2、3の両日に開かれる。
同館は平成13年に開催した「うつくしま未来博」のパビリオン「なぜだろうミュージアム」を契機に、同年11月に開館し、昨年で20周年を迎えた。
養老氏は初代館長として毎年同館を訪れ、昆虫採集教室などで子どもたちに虫の魅力を伝えてきた。
今年2月26日から4月5日まで開館20周年特別企画「養老館長特別展」を開き、養老氏の研究室を再現したコーナーで、自ら標本づくりの準備作業の様子をみせ、来館者の質問に応えるなどして、自然や科学を学ぶきっかけづくりに力を貸した。
市では7月3日に市特別功労者として表彰する予定。
館長特別講座は6月初旬に参加者の募集を始める予定で、後日、詳細を発表する。