佐々木一成 新組合長
JA夢みなみの任期満了に伴う役員改選は、31日の総代会終了後の理事会で決まった。
新役員は次の通り(任期は3年)。
▽代表理事組合長=佐々木一成(常務理事・しらかわ)▽代表理事専務=丸山重一(理事・すかがわ岩瀬)▽常務理事(営農経済担当)=八木喜孝(理事・あぶくま石川)▽同(信用共済担当)=本郷良幸(常務理事・全域)▽代表監事=箭内達秀(監事・全域)▽常勤監事(員外監事)=根本秀一(監事・全域)
売上高150億円目指す JA夢みなみ総代会で今年度方針
JA総代会であいさつする橋本代表理事組合長
JA夢みなみの総代会は31日、須賀川市文化センターで開かれ、各支店総代約150人と役員、職員が出席し、第3次中期3カ年経営計画と第3次地域農業振興計画を決めた。
橋本正和代表理事組合長が「デジタル化、SDGsなど社会経済環境の大きな変化や事業経営環境が激変する中で早期警戒制度への対応、重点戦略の地域農業振興、組織基盤強化、経営基盤強化、人づくりを基本に農業販売高拡大、所得向上、農業生産基盤の拡充を最大の使命として米、園芸、畜産の複合経営の実践により、農畜産物販売高150億円の達成を目指します。JA自己改革に取り組み地域に根差した総合事業展開に、役職員一体となり事業経営に取り組みます」とあいさつした。
各地方市町村長会長賞、優良組合員らを表彰し、来賓の大波恒昭県中農林事務所長、安藤基寛副市長らが祝辞を述べた。
議事では昨年度事業を報告し、今年度基本方針は第3次中期3カ年経営計画の初年度となることから、組合員の積極的な参加による農業と地域を守る未来のJAづくりを進めるために第2次地域農業振興計画を継承し、農畜産物のブランドと夢みなみブランド発展を目指し、農業所得の増大に貢献。自然災害やコロナなど社会情勢を踏まえ、災害に負けない農業経営モデル構築と多様な担い手への支援を展開、10年先を見据えた安定供給基地として地域農業の振興に努める。
昨年度組合員数は3万1986人。JA夢みなみ経常利益は約4億7351万円、JAあぐり夢みなみの経常損失が約436万円、JAサービス夢みなみの経常利益は約1088万円、ドリームファームすかがわ岩瀬の経常損失は約189万円、白河フーズの経常損失が約170万円、JAしらかわアグリの経常利益が約424万円、JAあぐりサポートいしかわの経常損失が約481万円となった。
また食料安全保障の確立に向けた特別決議を採択した。