利用者が様々な活動に使用するスペース
すかがわ地方障がい者地域活動支援センター「ウィッシュ」は1日、市民温泉の旧食堂に開設され、障がい(身体、精神、知的)を抱える須賀川・岩瀬地方の住民に創作活動や生産活動の機会提供と、日常生活に必要な訓練、社会との交流の場などを、それぞれの個性に合わせて提供する。
誰もがいきいきと自分らしく暮らせる社会の実現を目指す須賀川市、鏡石町、天栄村の共同事業。
障がいのある18歳以上の人に対し、日常生活や社会生活をサポートする通所型の事業所となる。
「就職や進学などに向けじっくり準備したい」「人とのやりとりに自信がないので練習したい」「仕事がうまく続かなかったから、気持ちを充電し、立て直しを図りたい」「仲間や居場所がほしい」などの思いを抱える人に寄り添い、様々な活動や機能訓練、社会適応訓練などを通し、自立と生きがいを高め、次のステップにつながるよう支援する。
事務所には精神保健福祉士や社会福祉士などの資格を持つスタッフら2人が常駐する。
主なサービス内容は、絵画や書道などの創作活動、散歩、スポーツ、対人関係の練習、施設のキッチンを使った料理教室、パソコン教室、レクリエーションなど。
またスタッフに日常の困り事や悩みを来所や電話で相談できる。
午後は概ね自主プログラムの時間としており、読書やものづくりなど、それぞれが取り組みたい内容に集中できる。
現在は利用希望者からの問い合わせに対応している状況で、具体的な活動はこれから本格始動する。
利用希望者は同センターや各自治体の窓口に相談し、まずは施設を見学してスタッフと今後について相談する。
その後、施設利用を各自治体窓口に申請し、スタッフと面談して利用者に合わせた支援計画を作り、利用を開始する。
利用料金は無料で、活動内容によっては自己負担が発生する。お茶代は毎月100円かかる。昼食は持参、自己負担により弁当の注文もできる。
利用者数は1日最大20人まで。
開所日時は毎週月曜日から金曜日までの午前9時から午後4時。祝日、年末年始は休止する。
問い合わせは市社会福祉課(℡ 0248-88-8112 )、町福祉こども課(℡ 0248-62-2210 )、村住民福祉課(℡ 0248-82-2115 )、もしくは同センター(℡ 070-5321-8216 )まで。