ムシテック 養老孟司館長最後の特別講座 9日から先着で電話受け付け

イベント教育

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    子どもたちに昆虫の面白さを伝えてきた養老館長

 ふくしま森の科学体験センター(ムシテックワールド)の養老孟司館長による「昆虫採集教室」は7月2、3の両日、小学生以上の親子を対象に開かれる。開館当初から続く特別講座だが、7月に養老館長の退任が決まっており、今回が最後となるため、既に問い合わせが相次いでいる。
 講座は2日が午後2時から、3日が午前10時からの計2回、いずれも親子7組の定員としている。
 予約は9日午前9時から先着で受け付ける。早期の満席が予想されるため、早めの申し込みが望まれる。
 講座は養老館長が短く講話した後、施設周辺で昆虫採集を行い、採集の方法や昆虫の見分け方、生態などについて学ぶ。
 養老館長に直接質問したり、記念撮影したりなどの時間も設ける。
 養老館長は平成13年の開館当初から館長を務め、今年で21年目となる。
 例年2回程度同館で特別講座を開き、昆虫好きの先輩として「虫や草木など自然は一生の趣味として、世界中の多くの人が興味を持っています。人間社会と異なる人生の別のものさしを作る意味でも価値があります」など子どもたちにアドバイスしてきた。
 自身はゾウムシがお気に入りで、「良い虫がいたら僕がもらいます」などユーモアを交えた語り口も人気だった。
 今年の特別講座を終えると退任し、7月4日から名誉館長に就任する。市ではそのほか、7月3日に市特別功労者として表彰する。
 問い合わせは同館(℡89―1120)まで。

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