定期演奏会をPRする近内さん(右)と佐藤さん
須賀川桐陽高音楽部の第28回定期演奏会は19日午後1時半から、市文化センターで開かれ、吹奏楽部53人、合唱部12人が心を込めた演奏で保護者や地域住民らを元気づける。
今年は「ムーブ・オン」をテーマに掲げ、コロナ禍で当地域も大きな影響を受ける中、音楽を通して一緒に前に進んでもらいたい、という思いを込める。
公演は3部構成で、Ⅰ部は吹奏楽部と合唱部がそれぞれコンクールの課題曲と自由曲を演奏する。
Ⅱ部は合唱ポップスでジブリをテーマに「ルージュの伝言」や「カントリーロード」などの名曲を披露する。また途中で挟む寸劇や自分たちで手掛ける衣装も見どころの一つとなる。
Ⅲ部は吹奏楽ポップスで、韓国のアーティストBTSの「ダイナマイト」や往年の「ピンクレディーメドレー」など、若者から年配者まで楽しめるよう工夫をみせる。恒例のブラックライトを使ったパフォーマンスや客席と一体となる盛り上がりも期待される。
実行委員長にあたる定演長を中心に、昨年9月頃から曲や衣装、演出など意見を交わし、練習を重ねてきた。
吹奏楽部定演長の近内みなみさん(3年)は「コロナ禍で私たちも普段通りの練習ができないなど大変なこともありましたが、地域の皆さんに笑顔で声をかけてもらって元気をいただき、頑張ってくることができました。温かい気持ちになってもらえるよう精いっぱい演奏するので、ぜひ来場ください」と述べた。
合唱部定演長の佐藤友紀さん(同)は「地域の皆さんには登下校でもお世話になり、感謝しています。今回のステージでその感謝の気持ちを届けたいと思います」と意気込む。
開場は午後1時から。入場料は300円。当日券を販売するほか、事前に学校でも購入できる。
問い合わせは同校(℡ 0248-75-2151 )まで。