藤沼湖で「震災学習」 福島市野田小5年生たち

教育災害(地震、火災、水害等)

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    やまゆり荘で説明を聞いた子どもたち

 福島市の野田小5年生4クラス127人は8日、11年前の東日本大震災で本提が決壊し約150万㌧の貯水が須賀川市の滝、長沼、城影地区を襲った藤沼湖で昨年に引き続き2回目の震災学習を行った。
 子どもたちは震災が発生した年に生まれ、実際の被害などを体験していないことから、「陸の津波」として甚大な被害が発生した藤沼湖で、受け継がれた記録と記憶を学ぶ目的で今年も訪問した。
 藤沼湖自然公園指定管理者として市から管理運営を委託されている、おもふるハートの深谷武雄代表はじめ、遠藤義光さんら4人が講師を務めた。
 度重なる水不足で藤沼地域へのため池造成を強く訴え続けた池田利一さんの思い、昭和初期に造成した藤沼湖工事、決壊時の状況や被害、再建への思い、安心安全への誓いなどを聞き、子どもたちは熱心にメモを取るなどしていた。
 当日はあいにくの雨模様となり、実際に再建なった本提での説明は聞けなかったが、事故後に湖底から採取し、今も世話を続けている「奇跡のあじさい」の紹介もあった。